オープンソースのオフィススイート,OpenOffice(以下OOo)のメジャーアップデートとなる3.0正式版がリリースされた14日から約1週間,当初はダウンロードページが簡易表示されるほどにアクセスが集中していました。わたしもすぐサイトをのぞいてみたのですが,Mac OS X(Intel Mac)版は日本語に対応していなかったため結局その時はダウンロードしませんでした。
昨日再び見てみたら,サイトの表示も通常になっており,Macも日本語に対応していたためダウンロード・インストールしてみました。
起動すると,最初にランチャーのようなものが表示され,どのアプリケーションを利用するのか選択できるようになっています。
今回のバージョンから,OOoは正式にMacに対応したことで,真のマルチプラットフォームのオフィススイートに進化した,と言っていいでしょう。
以下,マイコミジャーナルの記事より
Mac OS X版では、描画方式が従来のX11からAquaに変更。ネイティブのGUIに準拠することで、フォント管理や文字入力 (IME) にMac OS X標準の機構を利用できるようになったほか、他のアプリケーションとの親和性が向上した。
機能や見た目等,Windows版の旧バージョン2.4と大きな変化はありませんが,やはりMacでも使えるようになったというのは嬉しいことです。
わたしはこれまで,OOoをベースに,Mac OS Xネイティブの描画環境Aquaに準拠させた,NeoOfficeをインストールしていたのですが,これからはOOoの方を使うことになりそうです。
一般的にはMS Officeが標準なのは分かっていますし,自分のWindowsマシンにも入っています。
でも,決して安いとは言えないMS Officeを,MacにもBootCampのWindowsにも入れるのはあまりにもバカバカしい。MS Officeが必要な時はWindows単体のマシンを使えばいいわけですし,最近はGoogleドキュメントなどのWebアプリケーションもありますからね。
OOoがMacに正式対応したことにより,これからはMacとBootCampの両方で,同じインターフェイスでオフィスファイルを扱えるわけです。これは素晴らしい。
ということで,BootCampに入れていたOOoの旧バージョンはアンインストールして,こちらにも3.0をインストールしました。
上の画像で,VMware Fusion上Windows VistaデスクトップにOOoのアイコンがあるのと,Mac OS XのドックにOOoのアイコンがあるのにお気づきでしょうか?
これからは,WindowsとMacを用途に応じて,シームレスに扱いたいという人が増えてくることでしょう。OOoやFirefox,グラフィックソフトのGimpなど,オープンソースでマルチプラットフォームのアプリケーションが注目されて,どんどん盛り上がっていくことを個人的には期待しています。
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