2008/10/19

MacとBootCampの両方にOpenOffice3.0を入れてみた

OOo1オープンソースのオフィススイート,OpenOffice(以下OOo)のメジャーアップデートとなる3.0正式版がリリースされた14日から約1週間,当初はダウンロードページが簡易表示されるほどにアクセスが集中していました。わたしもすぐサイトをのぞいてみたのですが,Mac OS X(Intel Mac)版は日本語に対応していなかったため結局その時はダウンロードしませんでした。

昨日再び見てみたら,サイトの表示も通常になっており,Macも日本語に対応していたためダウンロード・インストールしてみました。

起動すると,最初にランチャーのようなものが表示され,どのアプリケーションを利用するのか選択できるようになっています。

OOo2

今回のバージョンから,OOoは正式にMacに対応したことで,真のマルチプラットフォームのオフィススイートに進化した,と言っていいでしょう。

以下,マイコミジャーナルの記事より

Mac OS X版では、描画方式が従来のX11からAquaに変更。ネイティブのGUIに準拠することで、フォント管理や文字入力 (IME) にMac OS X標準の機構を利用できるようになったほか、他のアプリケーションとの親和性が向上した。

機能や見た目等,Windows版の旧バージョン2.4と大きな変化はありませんが,やはりMacでも使えるようになったというのは嬉しいことです。

わたしはこれまで,OOoをベースに,Mac OS Xネイティブの描画環境Aquaに準拠させた,NeoOfficeをインストールしていたのですが,これからはOOoの方を使うことになりそうです。

一般的にはMS Officeが標準なのは分かっていますし,自分のWindowsマシンにも入っています。

でも,決して安いとは言えないMS Officeを,MacにもBootCampのWindowsにも入れるのはあまりにもバカバカしい。MS Officeが必要な時はWindows単体のマシンを使えばいいわけですし,最近はGoogleドキュメントなどのWebアプリケーションもありますからね。

OOoがMacに正式対応したことにより,これからはMacとBootCampの両方で,同じインターフェイスでオフィスファイルを扱えるわけです。これは素晴らしい。

ということで,BootCampに入れていたOOoの旧バージョンはアンインストールして,こちらにも3.0をインストールしました。

OOoMacxWin 上の画像で,VMware Fusion上Windows VistaデスクトップにOOoのアイコンがあるのと,Mac OS XのドックにOOoのアイコンがあるのにお気づきでしょうか?

これからは,WindowsとMacを用途に応じて,シームレスに扱いたいという人が増えてくることでしょう。OOoやFirefox,グラフィックソフトのGimpなど,オープンソースでマルチプラットフォームのアプリケーションが注目されて,どんどん盛り上がっていくことを個人的には期待しています。

Mac で Windows を動かすなら act2.com

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